福井大学医学部

お知らせ平成29年4月1日福井大学認知症医学推進講座(Department of Aging and Dementia: DAD)が発足いたしました

福井県では全国に先駆けて高齢化率が増加しており、平成29年10月現在で29.8%に達しています。それに伴い福井県の認知症患者数も増加の一途をたどっており、3万人を超えるものと推察されます。この事態を重く見た福井県はこのたび寄附講座認知症医学推進講座を発足する運びとなりました。精神医学講座武藤悠平先生、第二内科(神経内科)白藤法道先生が助教として赴任しました。また精神医学講座和田有司教授、第二内科(神経内科)濱野忠則准教授が併任の教官となりました。

認知症の早期診断・予防につながる検診事業や、かかりつけ医の連携を推進できる人材を育成します。その他タウ・シヌクレイの細胞モデルを用いた認知症の基礎研究、バイオマーカー研究を行います。早期診断に向けた画像研究も推進します。あわせて認知症関連論文を学位論文として完成させます。

福井大学病院では世界で同時に開始する早期のアルツハイマー型認知症に対するβセクレターゼ(BACE)阻害薬を用いた治験にも参加します。これからの福井大学医学部認知症医学推進講座にお力添えくださいますようお願いいたします。