福井大学医学部

外科学(2)

教育内容紹介

心臓血管外科

卒前教育:講義では思考重視型の講義を行う。一方的に伝えるコミュニケーションではなく、“伝わるコミュニケーション”を行うことで学生の理解深め、心臓血管外科に対する関心を高める。また、心臓血管外科臨床実習中は、極力、手術に入り、心臓生理、手術手順、手術手技を体験する。これにより、手術助手としての経験をさせる。もちろん、学生が手洗いすることで、患者様にとって不利益のない範囲で経験させる。
卒後教育:初期研修終了後から当院において数年間の研修を積む。この間は、ほぼ心臓血管手術の全症例に入り、細かな処置や術後管理も含め習得する。その後、関連施設・大学にて数年間研修を行う。以後、大学に帰局し大学院に入学。博士課程修了後、心臓血管外科術者としての本格的な研修を行う。卒後5年目に外科専門医、9~11年目に心臓血管外科専門医を目標とする。

福井大学心臓血管外科の関連施設・大学
福井循環器病院、大阪大学、国立循環器病センター、愛媛大学、鳥取大学、徳島大学、獨協医科大学、大阪大学関連施設(大阪急性期総合医療センター、大阪けいさつ病院、関西労災病院、心臓病センター榊原病院、名古屋徳洲会病院など関西圏に47施設)

呼吸器外科

呼吸器外科領域は、肺、気管支、縦隔(心臓の周囲)、胸膜、そして胸壁の疾患の外科に関連した講義を行っております。主に疾患論であり、臨床を行う上で、基本的な知識を教えています。手術中のビデオを供覧しより理解が深くなるように取り組んでいます。臨床を行うにあたり、確かに知識がないと何事も始まらないのは事実ですが今の学生教育に必要なのは、自分で問題を解決する力を身につけさせること、自分で勉強する力を身につけさせることと考えます。私も含めて、今後の講義の内容も、従来と違い、ただ単に疾患の内容を教えるのではなく、その罹患している疾患に辿りつくための診断や考え方、その疾患をいかに治していくかの基礎、考え方、その治療の成り立ちなどを講義の内容にし、再構成し行っております。

臨床実習に関しても、医療は人と人との繋がりでもあるということを実感させることが重要と考え、個々の学生に対して患者に対して診療を行っている姿を見せて手本となることが学生に対する教育となり、手術見学もできるだけ手術に参加するように取り組んでいます。

外科学(2)研究室

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