福井大学医学部

内科学(2)

第一代同窓会会長挨拶

第一代同窓会会長 加藤 卓次

同窓会設立の経緯

初代同窓会会⻑にご 指名いただきました仁愛⼤学の加藤でございます。私は第⼆内科が誕⽣した翌年の1982 (昭和57)年に第⼆内科に⼊り、1995(平成7)年に退職し福井県⽴⼤学に異動しましたので、第⼆内科を離れてもう18年になります。微⼒ではありますが少しでもお役に⽴てればと思っております。
昨年4⽉に中本教授から「第⼆内科の同窓会を設⽴したい」とのお話を頂きまして、野村元積先⽣、得⽥彰先⽣と私が教授室に集まり、最初の話し合いがもたれました。その後、伊藤重⼆先⽣、⽶⽥誠先⽣、須藤弘之先⽣も加わり同窓会設⽴に向けて話し合いが⾏われました。
その結果、第⼆内科学教室が誕⽣して32年⽬の2013年2⽉16⽇に会員相 互の親睦・融和向上と教室の発展を通して社会に寄与することを⽬的として、福井⼤学医学部第⼆内科の同窓会を設⽴する運びとなりました。

3教授を軸に発展

第⼆内科の歴史をひ もといてみますと、1981年4⽉に、福井医科⼤学第⼆内科学教室が誕⽣し、⼈類遺伝学と⾎液内科がご専⾨の藤⽊典⽣先⽣が初代教授に、消化器内科がご専⾨の郡⼤裕先⽣が助教授に就任され、さらに神経内科がご専⾨の真野和夫先⽣が助⼿に着任されました。2年後の1983年10⽉に福井医科⼤学附属病院が開院いたしましたが、当時は6⼈の先⽣⽅の⼩さな所帯でのスタートでありました。
藤⽊教授は⼈格者でもあり、先⽣の優れた業績に対してフランスから国家功労賞であるシュバリエ賞が授与されました。また、郡先⽣は卓越した指導⼒を発揮され、藤⽊先⽣と郡先⽣の魅⼒にひかれて教室員も増加し、お⼆⼈の先⽣のご努⼒によって第⼆内科の礎が築かれました。
また、1994年9⽉に、第2代教授に就任された栗⼭勝先⽣は神経内科がご専⾨ で、学⽣と教室員に対し⾮常に熱⼼に教育指導に取り組まれ、学⽣からの⼈気も⾼い先⽣でした。2011年1⽉に3代⽬教授として現在の中本安成先⽣が就任されました。中本 先⽣は消化器内科がご専⾨で、同年の第⼆内科年報の中で「これまで⾏ってきた研究テーマではなく、全員のしあわせの総和を最も⼤きくすることが⾃らのしあわせへの道であろうと信じています」と書かれておられます。
このように、教室創設以来、歴代3名の教授の先⽣⽅が軸となられ、それぞれの時代に教室員 とともに、研究、教育、臨床および教室運営に⼤変なご努⼒をされ、業績を築き上げてこられたことに対して、改めて感謝と敬意を表したいと思います。また、教えを受けて育った会員の先⽣⽅は多数にのぼり、本県をはじめ全国各地において、活躍されておられることは⾔うまでもありません。

同⾨の⼀⼈としてサポート

会員にとって、第⼆内科学教室は「本籍地」であります。教室から離れていても実家のことは気になりますし、実家が栄えていたり、会員の先⽣⽅の活躍は同⾨の⼀⼈として何かとうれしいものであります。
今後は同窓会の⽬的に沿って、その都度必要と認められる事業等を⾏う予定であります。また、同時に教室の発展を少しでもサポートできればと考えております。
⼤学や医療を取り巻く環境はきわめて厳しいものがあります が、今後益々、第⼆内科学教室が発展さ れることを切に期待してやみません。

内科学(2)研究室

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