福井大学医学部

外科学(1)

診療内容紹介

疾患別にグループ化されており、定型的手術は勿論のこと、最新の治療や難治性疾患に対してはこれまでのデータを駆使して最高峰の診療に取り組んでおり、学会、雑誌、他院より注目されています。まず大腸グループは大腸癌に対する外科治療や分子標的治療薬を含めた化学療法を得意とし、特に下部直腸癌には自律神経や究極の肛門を温存する術式を取り入れ、QOL向上に努めています。上部消化管グループは進行胃癌に対しては、術前化学療法を併用した手術治療を行い成績の向上に努めています。胃癌腹膜播種に対してはタキサン系抗癌剤による腹腔内化学療法も行っています。進行食道癌には化学放射線療法を併用して根治性を高めています。また肝胆膵グループは県内唯一の日本肝胆膵外科学会高度技術認定修練施設(指導医2名)でもあり、肝切除や膵頭十二指腸切除、切除不能膵癌に対する集学的治療を得意分野としています。また肝門部胆管癌には門脈枝塞栓術を行い、安全性を高めた上で、根治を目指して拡大肝切除を行っています。内視鏡外科グループは胃癌・大腸癌などの悪性疾患から食道アカラシアや食道裂孔ヘルニア、胆石症、潰瘍穿孔などの良性疾患まで様々な消化器疾患に対して腹腔鏡下手術を行っています。また単孔式腹腔鏡手術にも積極的に取り組んでいます。最高水準のハイビジョン手術システムをとり揃え安全で質の高い治療を行っています。また当科の特色として腹腔内温熱化学潅流療法があり、腹腔内を42-43Cに加温しながら抗癌剤入り生理食塩水を潅流し,大腸癌腹膜転移や腹膜偽粘液腫などに対して良好な成績をあげています。

乳腺・内分泌外科グループは、近年著しく罹患率、死亡率が増加している乳癌を中心に、乳腺症、線維腺腫、葉状腫瘍、乳管内乳頭腫、女性化乳房などの乳腺疾患の診断と治療を行っております。郭清省略を目的としたセンチネルリンパ節生検やエストロゲンを用いたPET検査にて内分泌療法の効果予測を行っています。

外科学(1)研究室

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