内科学(1)講座では、現在、血液、腫瘍、膠原病、感染症・痛風等の診療において、本学の中心的役割を果たしています。感染症関連の一部のスタッフは、病院全体の部署である感染制御部にも所属し活動しています。感染制御部は、平成16年に院内の感染対策や耐性菌の制御を目的として設置された部署で、医療安全管理部とともに、附属病院医療環境制御センター内にあります。感染制御部では毎週、ICT (infection control team)カンファレンスと病棟ラウンドを行い、病院全体のMRSA等、多剤耐性菌保菌者および血液培養陽性例に目を配ることにしています。
血液腫瘍、感染膠原病の各々のグループに共通して卒前、卒後研修に力をいれています。長短期的に全身管理を行う一方、救急的な対処やICU管理にも直面します。オールラウンドな内科医として、総合的な患者ケアを充分な症例と指導のもとに経験でき、実のある研修ができるようになっています。
基礎研究も、臨床に応用できるようなテーマを中心に教室全体で継続的に行われており、大学院入学や学位取得へのサポートも万全な体制をとっています。
認定内科医、認定内科専門医のみならず血液専門医、インターベンション学会認定医、がん薬物療法専門医、感染症専門医、リウマチ学会認定医、インフェクションコントロールドクター（ICD）、輸血学会認定医、抗菌化学療法認定指導医など専門医の取得も可能となっています。
