福井大学医学部

環境保健学

環境と健康との関わりを明らかにし、人・環境・社会に働きかけて疾病予防と健康増進を目指す研究教育活動を行っています。

研究室紹介

環境保健学分野は1982年(昭和57年)に初代教授の緒方昭先生のもとで創設され、1992年(平成4年)からは2代目教授の日下幸則先生により運営されてきました。2018年(平成30年)に平工雄介が当分野の3代目教授として着任し、現在に至っています。当分野は他大学の医学部の「衛生学」および「公衆衛生学」に相当する研究教育分野です。
「環境保健学」とは、環境と健康の関わりとそのメカニズムを解明し、その成果を社会に還元して疾病予防と健康増進を目指す研究教育分野です。環境とはヒトを取り巻くあらゆる要因を含み、化学的因子(環境・産業化学物質)、物理的因子(紫外線、放射線など)、生物学的因子(細菌、ウイルス、寄生虫など)、社会経済学的因子(心理的ストレス、教育歴、世帯収入など)が含まれます。当分野では、一般環境や産業現場における化学物質による健康影響、特に発がん、呼吸器疾患、職業性アレルギー、次世代影響などに関する疫学研究および実験研究を行っています。また、環境が人の心身に及ぼす影響に関する研究の一端としての温泉気候物理医学、特に気候療法・地形療法が心身に及ぼす影響と地域住民の健康増進に関するフィールド研究を行っています。研究内容に興味のある方はいつでもご連絡ください。

環境保健学研究室

TEL
0776-61-8338
FAX
0776-61-8107