福井大学医学部

応用言語学<医学英語>(英語)

研究内容紹介

主要研究テーマ

藤原哲也/日米の戦争障害者の比較社会史

20世紀以降、戦争の近代化は、多くの戦争障害者を作り出した。戦後、戦争負傷兵は、多くの問題に直面しながら、社会復帰を目指した。多くの戦争負傷者は、帰国後、その障害のために偏見や差別にさらされた。一方、政府も、国家のために受傷した兵士に対して様々な恩恵を与えて、対応を図った。研究では、国家と障害の関係に焦点を当てながら、日米の戦争障害者の比較史的検討を通じて、戦争障害者の歴史的特殊性について明らかにする。

Edmont C. Katz/日米の比較分析に基づく看護学生の人間的コミュニケーション能力育成プログラムの構築

看護におけるコミュニケーションは、対象者と看護師の間で交換されるメッセージにより成り立っており、そのメッセージはHumanizing Message(人間的メッセージ)と、Dehumanizing Message(機械的メッセージ)に分類される。看護に大切な人間的コミュニケーションを形成するためには、人間的メッセージが必要であるが、そのためにはまず、人間的メッセージを理解し認識する能力が必要である。
本研究では、日米の看護における人間的/機械的メッセージの特徴とその分別能力発達過程を比較することで、文化的および教育的背景の相違を明確にし、日本における看護学生の人間的コミュニケーション能力獲得過程の特性を明確化する。加えて看護学生がどの程度人間的メッセージを理解し、コミュニケーション場面の中から抽出できるかについて明らかにしたうえで、看護学生のための人間的コミュニケーション能力育成プログラムの構築を目指す。

応用言語学<医学英語>(英語)研究室

TEL
0776-61-3111