福井大学医学部

救急医学

歌って踊れる草食系ER総合医!酸いも甘いも噛み分けて、常に「丁度、良かった!」と言って見せようホトトギス!

研究室紹介

昭和58年に開設された救急部は、平成11年に寺澤秀一教授が着任され、同12年に救急医学講座の設置が認可されました。大学病院ではまれな「北米型ER」を導入して以来、救急患者数は大きく増加し、その数は、全国国立大学病院の中で3番目に位置しています。また、救急部と総合診療部の合体運営によるER型診療の試みは全国に例がなく本院の特色の一つとなっています。
平成16年から開始された新臨床研修制度では、救急研修が必須とされ、医師は専門分野に関わらず、最低限の初期救急対応能力を持つよう求められるようになりました。当救急部では、十数年来に渡り、各科、各部署の協力の下、一次救急から三次救急まですべての救急患者を受け入れる「北米型ER」を取り入れており、軽症から重症まで広い範囲にわたる豊富な症例をもとに、初期研修医に対し「専門外の救急へも対応できる医師の養成」に取り組んでいます。臨床教育(on the job training)に加え、シミュレーション教育法(off the job training)を用い、研修医にとどまらず、看護師やコ・メディカル、病院職員への院内教育や、福井県メディカルコントロール(MC)において主導的役割を担っています。
平成19年、「救急に強い総合医養成コース」事業が文部科学省医療人GPに採択され、へき地診療所で働く医師の養成にあたってきた取り組みを機に、平成21年より高浜町から寄付講座(地域プライマリケア講座)が新設されました。
また、当院は災害拠点病院であるとともに、二次被ばく医療機関であり、救急部では、厚生労働省に認可されたDMAT (Disaster Medical Assistant Team)を組織し、災害医療体制に備えている一方、「緊急被ばく医療に強い救急総合医」の養成に取り組み、自治体・関連施設との間に協議会を設立し、福井県における緊急被ばく医療体制の整備を進めています。

 

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