福井大学医学部

循環器内科学

診療内容紹介

夛田教授を中心とした総勢14名(循環器学会認定専門医7名)で診療にあたっており、平成23年度の心臓カテーテル検査が約700例、冠動脈インターベンションは約220例でした。ほとんどの症例で橈骨動脈からのアプローチを選択し、侵襲の軽減や合併症リスクの軽減に努めています。下肢閉塞性動脈硬化症に対する経皮的血管形成術も積極的に行っております。患者負担のさらなる軽減のため、診断検査のみならず冠動脈インターベンションの場合でも、希望に応じて一泊二日の入院を導入しています。
また不整脈治療に関してはCARTO-XPという最先端の3次元診断治療装置を導入し、心房細動をはじめとする頻脈性不整脈に対する高周波カテーテルアブレ−ションを積極的に行っております。徐脈性不整脈に対するペースメーカーの植え込み治療は原則循環器内科で施行しております。致死的心室性不整脈に対する埋め込み型除細動器移植・両心室ペーシングによる重症心不全治療は平成23年度には年間20例を超え、福井県のみならず北陸においても随一の症例数となっています。

心臓救急患者に関しても、原則として24時間必ず受け入れ可能な体制を整えており、緊急冠動脈造影やPCPS、IABPなどの機械的補助治療も積極的に行っています。一方、外来で施行可能な非侵襲的検査法を積極的に診療に取り入れており、安易に侵襲的な検査および治療を選択しないように努めています。さらに64列(128スライス)のMDCTが導入され、冠動脈CT検査の診断精度が向上いたしました。外来の紹介に関してはFAXを送って頂ければ、必ず希望日の診察が可能な体制をとっております。

【診療実績】

循環器内科学研究室

TEL
0776-61-3111
FAX
0776-61-8801
Webサイト
https://cardio.med.u-fukui.ac.jp/index.html