好酸球性副鼻腔炎ガイドラインに関する論文の掲載（JESREC Study）
当科主導で、全国15施設とその関連施設において行われた難治性好酸球性副鼻腔炎の疫学研究（JESREC Study）の成果“Novel scoring system and algorithm for classifying chronic rhinosinusitis: the JESREC Study”がAllergy誌（インパクトファクター：6.00）に掲載されました。
オープンアクセスですので、誰でも無料で内容を見たり、PDFをダウンロードできたりします。
手術や生検を行う前に、非侵襲的に入手できる診察所見や検査所見を元に、難治性の好酸球性副鼻腔炎を診断できるJESREC scoreを疫学調査の結果を基に作成しました。
また、気管支喘息やアスピリン不耐症の合併などの難治性因子を用いて、好酸球性副鼻腔炎を難治度によって３段階に分類するアルゴリズムを作りました。
本研究を元に、診断ガイドラインが作成され、好酸球性副鼻腔炎は難病指定されることになりました。
今後の副鼻腔炎診療におけるブレークスルーになれば幸いです。
