福井大学医学部

イベント・研究会大学生防災サポーターが活躍!「若い力でつなげよう地域の絆~楽しく学ぼう!災害時の応急手当~」を開催しました

福井県吉田郡永平寺町に立地する医学部は、同町消防本部の「機能別消防団員制度」に参加し、永平寺町と災害時における応援体制の整備や防災サポーターの拡大を推進しています。大学生防災サポーターとして入団した医学科・看護学科の学生らが指導役となり、永平寺町消防本部の職員とともに、町民を対象とした災害に備える講習会を11月6日に吉野小学校(永平寺町松岡吉野)で開催しました。

 初めに、看護学科成人・老年看護学 酒井 彰久助教が熊本地震の被災地で支援活動をした経験から、震災直後の写真と被災者の声を交えながら、避難生活の現状について話しました。続いて、学生サポーターが、身近なものを使った災害時の工夫の実例を紹介。ストッキングやビニール袋で腕の骨折や肩の脱臼時に腕を吊ることができることを実演し、住民の方々も一緒に行いました。このほか、トイレに代用できる物として、バケツやビニール袋が使えること、消臭効果や吸水性のある新聞紙を組み合わせて簡易トイレが作れることなどを説明しました。

 学生たちは、AED講習や救出・搬送・救護訓練にも参加し、子どもからお年寄りまで幅広い方々と交流しながら、災害についての知識をより深めていました。